薄毛（AGA）とは

薄毛（AGA）は、額の生え際や頭頂部周辺の毛が薄くなり脱毛が進行していく症状が特長です。30～50歳代に多くみられていましたが、近年では10～20歳代の若い男性でも悩まれている方も増えてきました。遺伝やホルモンの影響、生活習慣の乱れなど人によって原因はさまざま。髪の毛は軟毛の状態から時間の経過により硬い毛に成長をしますが、短い周期で抜ける場合は、硬い毛に成長する前に抜けてしまうため、抜け毛が多くなればなるほど、次第に頭皮の地肌が見え薄毛が目立つようになってしまいます。進行を抑えるためにも、早めにご相談いただくことをおすすめしています。

女性型脱毛症

女性の脱毛の原因も様々ですが、最も多いのは加齢変化によるものです。加齢に伴い頭部全域での頭髪密度の減少、毛の細小化に加え、伸びが遅くなり、皮脂分泌の減少によって艶がなくなり粗造になってきます。その他、女性の男性型脱毛や、毛周期の異常による脱毛があります。
女性の脱毛症の特徴は、頭皮の特定部位ではなく頭皮全体に生じる傾向があり、”女性型脱毛症（female pattern hairloss）”と呼ばれます。

≪治療法≫

• ミノキシジルの外用（自費）
• コラージュフルフル育毛ローション（自費）

治療内容

当クリニックでは、内服薬や外用薬により薄毛（AGA）の治療を行っています。

内服薬には『ザガーロ（デュタステリド）』や『プロペシア（フィナステリド）』があります。
薄毛（AGA）の原因となるDHTの生産を阻害し進行を抑制する作用があります。
『ザガーロ』は、抜け毛予防や育毛といった現状維持だけではなく、発毛効果が期待できる内服薬で、頭頂部や前頭部にも比較的高い効果があるとされています。
『プロペシア』は、抜け毛予防と、今ある毛を育てるといった現状維持を目指すものです。
ザガーロとプロペシアの違いは、現状維持でいいのか？発毛効果も欲しいのか？という点ですが、ザガーロの方が発毛・育毛の効果は高いとされていて、プロペシアの約1.5倍と言われています。
内服薬の副作用については、

• 性機能不全（性欲減退、勃起機能不全、射精障害、精液量減少）
• 肝機能障害
• 精神障害（リビドー減退、抑うつ症状）

などが挙げられます。ザガーロの方は効果が高い分、副作用のリスクは高い傾向にあるようです。
血液検査で薄毛の原因がAGA（男性脱毛症）によるものかを調べたり、薬の副作用の確認を行うこともあります。

また、外用薬には、『ミノキシジル』があります。毛根の血流を促進することでより太く、元気な毛髪へと導きます。
市販の発毛剤は最大５％の濃度ですが、高濃度で使用したい場合はクリニックでの診察購入が必要となります。

副作用のリスクも含め、効果的な治療ができるよう薬の効果などもしっかりと医師に確認し、相談するようにしましょう。

当院では、内服薬ザガーロのジェネリック『デュタステリド』、ミノキシジル7％が配合された外用薬『ヴェラルティス07』、女性向けのミノキシジル1％配合『ボズレーMX1』を取り扱っています。