1年のうちで最も空気が乾燥する冬は、皮膚がカサカサする、ひび割れする、粉がふくように白くなるといった症状が出てくることがあります。この症状は皮脂欠乏症といわれ、皮膚の水分量が減少することによっておこります。
皮脂欠乏症を予防するには、日常的なスキンケアが重要です!
お風呂の時にナイロンタオルで体をゴシゴシ擦るのは厳禁!!泡で優しく転がすように洗ってくださいね。
肌の乾燥を感じ始めたら、お風呂上がりに保湿剤を塗ります。
なぜお風呂上がりかというと、お風呂上がりは肌に湿り気があり、その間に使用すると、角質層に水分を閉じ込められるので効果的なのです。
ほかには爪を短く切ったり、刺激の少ない綿の肌着を身につけるのもいいでしょう。
皮脂欠乏症が悪化し、赤みやかゆみが出現すると皮脂欠乏性湿疹と呼ばれ、この場合は保湿剤の外用だけでは症状は治まりにくく、ステロイド外用薬を併用しての治療が必要となります。
去年は大丈夫だったからと思われている方も今年は皮脂欠乏症になっているかもしれませんので、診察時に一度ご相談くださいね。